この記事では、ドラマ好きの私が【イチケイのカラス第9話ネタバレ感想】についてまとめています。
実際にイチケイのカラス第9話見て思った感想や、視聴者の方の感想もまとめています。
イチケイのカラス第9話のイチケイの公判では「裁判員裁判制度」が導入され、個性豊かな裁判員らが議論します!
本記事では
- 裁判員裁判
- 公判の争点
- 隠された真実
についての詳しいネタバレをまとめました。
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イチケイのカラス第9話詳しいネタバレ
事件概要
裁判官・入間みちお(竹野内豊)が所属する東京地方裁判所第一刑事部、通称イチケイでは裁判員裁判を導入した公判が行われていた。
被害者は桐島優香(八木さおり)、被告人は桐島邸で家政婦をしていた高見梓(春木みさよ)、 第1回公判で梓は犯行を否認した。
梓は優香が転落してから偶然やってきた配達員が救急車を呼ぶまでの約5分間、まだ息のあった彼女を放置しており、事件の1年前には桐島家の遺産が梓に相続されることも決まっていた。
さらに梓は5年前の火災事故で夫と娘を亡くしており、夫から譲渡された会社を売却して資産を得ていた。
これは遺産目当ての計画殺人か、それとも事故なのか、これが裁判の争点となる。
裁判員たちの葛藤
裁判員には多種多様な職業の人物らが選ばれて積極的な議論が交わされたが、被告人の犯行だとする人が多かった。
そして被害者の娘・桐島希美(松風理咲)が弁護側の証人として出廷し、法廷は驚きに包まれる。
心臓移植で徐々に回復する姿を母と共に見守ってくれていた梓を信じているとの証言は、裁判員たちが持つ被告人への印象を変えていった。
「被告人は本当にやっているの?」
「判決を間違えたらどうするの?」
公判を重ねる度、被告人の人生に触れている感覚になり、他人の人生をも左右する決断の重圧に耐えかねて途中で裁判員を降りる人も現れた。
秘められた真実
そんな中、火災で亡くなった梓の娘と希美の心臓移植の時期が同じであることを突き止めたイチケイ。
さらに事件の1ヶ月前に山林で見つかった身元不明の遺体が桐島重利、希美の父親であることが判明。
「事実をゆがめられたくない」
黙秘を続けていた梓は、ついに真実を話し始めた。
事件直前、梓は桐島優香から13年前に夫を殺害したことを告白されていたのだ。
優香の夫は重度の小麦アレルギーだった優香に小麦を混ぜた食べ物で殺害しようとしたが未遂に終わり、彼女はとっさに殴りつけて逃げ出したが、途中で意識を失い病院へ運ばれた。
目覚めた後に現場である別荘へ戻り、彼の死亡を確認してから遺体を山林へ埋めた。
その遺体がつい最近見つかり、もう逃げられないと覚悟して自殺を実行したということだった。
判決は殺人ではなく「自殺ほう助」となった。
「私はどうすればよかったですか」
転落後、まだ息があった優香を見て救急車を呼ばなかったのはなぜかと問いかけられた梓はこう質問した。
「私はそれでも救急車を呼んだ方がよかったと思います。」
「私があなたの立場だったら、あなたと同じ行動を取っていた。」
「どうすれば良かったか、自分には分かりません。」
みちおは、それはこれから自分自身で考えていけばいいと思うと締めくくった。
イチケイのカラス第9話を見た私の感想
「裁判員裁判制度」を取り上げた回で、とても見応えがありました。
ベルトコンベアーのような流れ作業にならないように、様々な背景を持つ人の意見を取り入れていくのが裁判員制度。
裁判官は要所要所でアドバイスをする程度で、裁判員らの議論を中心に展開されていたのがとても印象的でした。
「被告人は絶対クロだ」と断言していた裁判員も被告人や弁護側の証人の証言を聞くうちに考え方が変わっていき、他人の人生を左右する判決を決める覚悟が出来ないと離脱する人も現れ、人が人を裁いている現実味がありました。
被告人の「私はどうすれば良かったのでしょうか」という問いかけにも、「救急車を呼んだ方が良かった」「自分だったらあなたと同じ行動を取っていた」「どうしていたか分からない」など答えは様々でした。
色々な意見や見方があって良い、分からないという答えでも良いという優しさを感じました。
裁判員裁判では、たくさんの意見を集め、気になることをひとつずつ潰していった先にあるものを判決とするという、みちおが追求する「正しい裁判の形」に近いものがあったように思います。
また裁判はチームプレーであり、円陣を組んで皆で頑張ろうという姿勢でやるのも納得できます。
そして早くも次回は最終話ですが、その内容も、どのようにまとまっていくのかも、まるで見当がつきませんね。
終わってしまうと思うとみちおロスが心配…ですが来週を楽しみに待ちます。
イチケイのカラス第9話を見たみんなの感想
イチケイのカラス、裁判員裁判を舞台にして人が人を裁くことの難しさを。面白かった。次はもう最終回なのか。
— ディプロドクス (@diplo_k) May 31, 2021
今週のイチケイのカラス、裁判員裁判回。この制度の是非は度々議論があるよな。法的思考力がない人達に判断できるのかという。実際の運用では多数決の場合は必ず裁判官が賛同することを要するし、裁判員裁判となる事件は自白事件が原則。否認の例は稀なはず。
なので、言い方悪いがしょぼい裁判もある— 来栖@ぱふチル (@bg_adv) May 31, 2021
イチケイのカラス9話。海外ドラマで裁判員裁判は見たことあったけど、日本だとこんな感じなのかと勉強になった。(ドラマだから少しはフィクション入ってるかもだけど)そして日本の裁判員裁判だったからこそ、自分が選ばれたらを考えちゃったな
— きりや (@eightmm_8) May 31, 2021
ドラマ「イチケイのカラス」、普通に面白いと感じていたけど第9話は秀逸。すごく面白い。
いつもの嘘臭い裁判所主導の捜査とやらはなく、裁判員の評議で結論が変わっていく過程が実によくできている。十二人の怒れる男を彷彿とさせるわ。
第1〜8話★★★☆☆
第9話 ★★★★★— 白黒つけるパ◯ダ弁🐼 (@pandabengoshi) May 31, 2021
イチケイのカラスでお嬢様が言ってたような「裕福で働く必要はないけど、仕事が好きで誇りを持って働く人」が以前職場にいてはって(客室清掃してはった)、かっこよかっなあ
— ととめめ(石田菜都子) (@totomeme_tweet) June 1, 2021
イチケイのカラス第9話ネタバレ感想まとめ
- イチケイの公判で裁判員による裁判が行われ、「みちおを見守る会」の傍聴マニア・結婚相談アドバイザー・塾講師・証券マンなど様々な背景を持つ人物が選ばれた。
- 被疑者はとある資産家の家政婦、その女主人が2階のベランダから転落して死亡。公判の争点は事故か計画殺人か。
- 幼くして亡くなった被疑者の娘は被害者の娘に心臓を与えたドナーだと判明し、一人残された被害者の娘の為に家政婦は真実を語る。
- 女主人は家政婦に殺人を告白、「母親が父親を殺した」という事実を娘に隠す為、遺産を家政婦に遺して自ら飛び降りていた。
- 判決は殺人ではなく「自殺ほう助」で執行猶予つきの懲役1年。
裁判員裁判制度の経緯や難しさを学ぶことが出来た第9話でした。
次回が最終回と考えると寂しさがありますが、最後まで楽しみましょう!
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