この記事では、ドラマ好きの私が【俺の家の話1話ネタバレ感想】についてまとめています。
実際にドラマ・俺の家の話1話を見て思った感想や、視聴者の方の感想も合わせてまとめています。
俺の家の話1話では、プロレスラーを引退した息子が能楽師の父を介護するため、25年ぶりに実家へ帰るところからスタートします！
本記事では
- プロレスラー・観山寿一
- 能楽師・観山寿三郎の危篤と重大発表
- 介護士・志田さくら
についての詳しいネタバレをまとめました。
俺の家の話1話詳しいネタバレ
プロレスラー・観山寿一
軋むリングマットの上で躍動する2つの身体。
さんたまプロレスのリングに立つのは、ブリザード寿(42)こと観山寿一(長瀬智也)。
突然だが、彼の家の話をしよう。
観山寿一の家には舞台があった。
珠一の父・観山寿三郎(西田敏行)は人間国宝級の能楽師なのだ。
寿一は幼い頃から父に怒られた事がなく、悪さをしても叱られるのは弟子・寿限無(桐谷健太)。
父親は常に大人の弟子たちに囲まれ、会話すら弟子伝い。
父子の会話はほぼ皆無。
そんな寿一は父に褒められたい一心で、幼い弟妹と共に稽古に励み、初舞台を踏んでからは「神童」と呼ばれた。
反抗期真っ只中の若き寿一は、父に聞いた。
「何で俺なんだよ！」
なぜ父は自分に跡を継がせようと考えているのか、彼はただ話したかっただけだった。
しかし人間国宝・寿三郎の答えはこうだった。
「そういうものだからだ。」
その理由に納得出来ないまま、16歳になった寿一に不幸が訪れる。
母親が46歳の若さで亡くなったのだ。
寿一は17歳で能の世界と訣別し、プロレスの世界へ足を踏み入れた。
努力すれば褒められ、サボれば檄が飛ぶ。
誰も自分を特別扱いしないプロレスの世界は寿一にとって新鮮だった。
そして何より、会長を中心としたプロレスラー達は彼の理想の家族だった。
理想的なプロレスラー人生を歩み、結婚、息子・秀雄(羽村仁成)の誕生、離婚も経験した寿一。
アメリカでタイトルを獲得したものの、防衛戦で怪我に見舞われる。
それは選手生命を脅かす程の大怪我だったが、意識朦朧な寿一の頭に過ったのはなぜか「能の舞台に立てなくなるかもしれない」という思いだった。
プロのリングには立てなくなったものの、家のローンや息子の養育費など、寿一にはお金が必要だった。
プロレス団体の会長・堀コタツ(観山秀生)が立ち上げた「さんたまプロレス」のリングに、ブリザード寿は立っているという訳だ。
そんな中、父・寿三郎危篤の知らせが届く。
25年ぶりに実家へ戻ってきた寿一は、兄弟弟子の寿限無、長女・長田舞(江口のりこ)、舞の夫・O.S.D(秋山竜次)、(舞の息子・大州(道枝駿佑)、そして次男・観山踊介(永山絢斗)と再会する。
弟妹は会うなり跡継ぎや遺産相続の話を始め、寿一は激怒する。
「今は親父の周りを囲んで励ましたりとかさ。感謝の気持ち伝えたりとか。」
「そんなのは2年前に終わってんだよ！」
踊介がそう一蹴するのには理由があった。
実は寿三郎は2年前に舞台上で脳梗塞を起こし、倒れていたのだ。
海外で修行中だった寿一はその事を知らなかった。
そしてひとり寿三郎の病室を訪れた寿一は、二十八世観山流宗家を継ぐ決心を吐露する。
能楽師・観山寿三郎の危篤と重大発表
ブリザード寿として引退試合を終えた観山寿一の控え室に再び知らせが届いた。
寿三郎は危篤から甦ったのだ。
関係者を集めて開かれた会見で寿三郎は衝撃の発表をする。
舞台上に呼ばれたのは、やわらかく白いパフスリーブのワンピースを着た「さくら」という若い女性。
「舞、踊介、お父さんな、このさくらちゃんと結婚するから。」
唖然とする家族をよそに、寿三郎を「じゅじゅ」と呼び、舞台上で仲睦まじい姿を見せつける２人。
開いた口が塞がらないとはこのことだ。
介護士・志田さくらの正体
寿三郎が「さくらちゃん」と呼ぶその女性は介護士・志田さくら（戸田恵梨香）だった。
この「さくらちゃん」は只者ではなかった。
寿一が病室で「家業を継ぐ」と宣言していたところを動画に収めていた。
それを見た寿三郎は寿一が遺産目的で宗家を継承すると勘違いしてしまう。
25年ぶりの父子も未だ通じ合わないままだ。
そんな中、寿一は寿三郎のオムツ替えと入浴介護を任される。
「何で俺なんだよ。」
25年前と同じセリフが、寿一の口をついて出た。
そして最初の入浴介護から逃げ出してしまう。
その後、寿三郎は認知症のテストを受け、要介護認定１の通知を受け取った。
ひとり能楽の舞台を前に佇む寿三郎は台詞をそらんじていた。
「能の謡や台詞なら、すらすら出てくるのにな。」
その悲し気な姿は少なからず寿一の心境に変化を与えた。
「風呂入るぞ。」
入浴介護は少し慣れた手つきに変わった。
子供の頃、寿三郎は赤ん坊だった寿一のオムツ替えや入浴を一度もした事がなかったそうだ。
大層な言い訳ではあるが、赤ん坊のオムツを替えた神に奉納する神聖な能が舞えるかとの事らしい。
「あんたが俺にやってくれなかった事、全部やってやるよ。何でか分かるか。」
黙って寿一を見つめる寿三郎。
「そういうもんだからだよ。」
一方、踊介はヘルパーのさくらを疑っていた。
「やすらぎ ヘルパー さくら」の検索結果を見ると、彼の心配は見事に的中していた。
さくらは遺産目当てに老人に近づく後妻業の女だった。
俺の家の話1話を見た私の感想
コメディとシリアスの塩梅が絶妙で、素晴らしいドラマでした。
「親の介護」という重いテーマを重たくなり過ぎず、かといって軽くなり過ぎずに見せていくのは流石の手腕だと思いました。
「介護」を通じて昔向き合えなかった家族と向き合っていく、そういった希望も湧いてくるようでした。
特に印象に残ったやりとりがありました。
寿一の問い「なぜ自分が家業を継がなければいけないのか」に対して寿三郎が「そういうものだから」と答えた問答。
寿一はずっとこの答えについて考えていたのでしょうね。
「そういうもの」には多々意味が含まれています。
父にとっては「長男は家業を継ぐもの」「しきたり」「伝統」そういった意味を含んでの言葉だったのでしょう。
しかし息子はそれを対話を通じて教えて欲しかった。
25年経って、自分の親父を介護する事になって初めて父の言う「そういうもの」の答えを自分で見つける事が出来たのではないかと思います。
言葉のやり取りがあまりに少なかったのでしょうね。
唯一の共通言語がプロレスというのもユニークな設定で、「親父に褒めてもらいたいから」プロレスラーになったというのも明快で面白いと思いました。
何かを始める動機は、案外子供っぽかったりしますよね。
ドラマでは極端に描かれていますが、親子の対話のすれ違いは誰にでも起こり得る話です。
それを入浴介護でまた心を通わせていくなんて、とても人間らしい。
「アンタが俺にやってくれなかった事、全部やってやるよ。」
この台詞もとても印象深かったです。
一見当てつけのような台詞ですが、親の世話する行為を通じて、過去を乗り越えようとする寿一の決意が現れているひと言でした。
俺の家の話を見たみんなの感想
『俺の家の話』子供のおむつを替えたことがなかった父親に「あんたが俺にやってくれなかったこと全部やってやるよ」と言い切る。家族が介護をする話だけど、不思議と”家族”という閉鎖的な繫がりを強固にするんじゃなく、父親と同じことを繰り返さない、連鎖を断ち切ろうとしてるように感じる
— まどり (@naratauni_charm) January 22, 2021
『俺の家の話』。これ、長年に渡り君臨したカリスマ父親が倒れ三人の息子と一人娘が「その家業を継ぐこと」について考えるファミリードラマ、という意味で『ゴッドファーザー』のパロディ的。長瀬さんの役は恐らくアル・パチーノ。一家と一番離れた場所で暮らしたが実は一番適性が…という立ち位置かも pic.twitter.com/Ftu9lduDwo
— 楠野一郎(プロペラ犬） (@kusunopropeller) January 22, 2021
#俺の家の話 クドカンのドラマは突飛な設定だけどいつも私たちの平凡を捉えていて不義理かつ低空飛行で生きてきた中年が、既に愛情の網目が構築された実家に、網目を破って居場所を得られるかの話だと思うと汎用性は広い。そのテコになるのが介護なら尚更。俺の家の話は、私達の家の話。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) January 23, 2021
俺の家の話 ドラマはもうSNSで話題になることを無理に意識して作らなくてもいいんじゃねーのって、暗に語ってる感じですよね。固有名詞でつながるコミュニケーションとうまく距離をとってるというか。だから物語がちゃんと際立ってる。
— 成馬零一（なりまれいいち） (@nariyamada) January 22, 2021
「俺の家の話」、始まって2分ほどの「母さんは優しくて控え目な人だった。控え目すぎて」「顔も思い出せない」のくだりで心もってかれてしまった。 pic.twitter.com/8Xqr8uUses
— Horikoshi Hidemi (@fmfm_nknk) January 23, 2021
本人役で出演の長州力さんもツイート！
さっきテレビを見たらどうやら明日から！俺の家の話のドラマがスタートするそうです！大丈夫かな？セリフもかなり多くて大変でした、、、今も頑張って撮影してますよ！
迷惑だけはかけないように、、、長州力🍙
— 長州力 (@rikichannel1203) January 21, 2021
俺の家の話1話ネタバレ感想まとめ
- 観山寿一はプロレスラーを引退し、父・寿三郎の介護を決意！
- 寿三郎は危篤から蘇り、介護士・志田さくらとの結婚を宣言！
- さくらは寿三郎の死亡保険金目当ての後妻業の女だった！
初回からクドカンワールド満載で始まった俺の家の話。
寿一の決心にはホロリとさせられました。
さくらには後妻業の疑惑が浮上！その真相は如何に？
来週からも目が離せない展開が続きそうです。
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